診療科・部門
倉敷しげい訪問看護ステーション
ごあいさつ
母体病院であるしげい病院の併設施設として、倉敷しげい訪問看護ステーションは平成10年10月10日開設されました。療養の場が病院から在宅へと移行している現在、訪問看護ステーションのニーズは高まっており、病院と地域をつなぐパイプ役として、地域のかかりつけ医及び福祉サービスとの連携を大切に在宅での療養生活を支援しております。
社会医療法人創和会、およびしげい病院看護部の理念に基づき、私たちのモットーである「信頼」「安心」「喜び」のある看護の提供に努めていきたいと思っております。
信頼 |
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安心 |
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喜び | 感動する心を大切に、“家で看てよかった”と喜んでいただける看護を目指します。 |
倉敷しげい訪問看護ステーションの特徴
- 在宅透析を専門とするしげい病院の併設施設として、透析在宅看護(CAPDを含む) の充実に努めています。
- しげい病院の病棟、他職種を含めた退院カンファレンス実施により、入院から在宅への連携、 および地域のかかりつけ医、福祉サービスとの連携に努めています。
- 毎朝、看護師とケアマネジャーとでミニカンファレンスを行い、利用者様の情報交換を行い、担当看護師を中心にチームとして関わっています。
- 在宅ターミナルケア・人工呼吸器・気管切開・難病・脳梗塞後遺症・インシュリン自己注射・胃瘻管理・尿管カテーテル 等、医療依存度の高い在宅療養を継続されている利用者様の支援に努めています。
- 認知症ケア、介護相談に応じます。
サービス内容
健康観察
- 健康のチェックと助言(血圧・体温・呼吸・脈拍など)
- 病状の観察と助言
- 心の健康のチェックと助言(趣味・生きがい)
- 慢性疾患(糖尿病・高血圧・腎臓病など)の看護
医療依存度の高い方の看護
- 褥創の処置や創部の処置
- 人工呼吸器等医療器具やチューブの管理
- 血液透析、腹膜透析をしている方の看護
- 難病の方の看護
- 小児の看護
- 精神疾患の方の看護
- 人工肛門のケア
- 終末期の看護(ターミナルケア)
- 主治医(かかりつけ医)の指示による処置、点滴等
日常生活の看護
- 清潔のケア(清拭・洗髪・排泄・入浴介助)
- 食生活の援助
- 環境整備
- 寝たきり予防
- 床ずれ予防
- 服薬指導・管理
24時間相談サービス(緊急時の連絡)※別途契約が必要です
- ステーションに電話でご連絡ください
- 夜間・休日はステーションの担当スタッフが携帯電話で対応します
諸機関との調整や連絡
- かかりつけ医との連絡
- ケアマネジャーとの連絡
- その他、事業所等との連絡
在宅看護へのアドバイス
- 介護相談
- 家族ケア
サービス内容は訪問看護師がご本人・ご家族と話し合い、かかりつけの医師と連絡をとりながら看護計画を立てます。
取得資格・参加研修
- 特定行為研修修了[創傷・ろう孔管理コース、呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連]
- 一般社団法人 日本褥瘡学会 在宅褥瘡予防・管理師(看護師)
- 一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会 栄養サポートチーム 専門療法士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 一般社団法人 岡山県訪問看護ステーション連絡協議会 精神科訪問看護研修会修了
- 厚生労働省 中四国厚生局 保健師助産師看護師実習指導者講習会修了
- 公益社団法人 岡山県看護協会 認定看護管理者 教育課程 ファーストレベル修了
- 一般社団法人 日本終末期ケア協会 終末期ケア専門士
- 一般社団法人 全国在宅医療マネジメント協会 在宅看護指導士
訪問サービスをご利用いただくためには
訪問看護は、医療保険・介護保険のいずれでも受けられます。当訪問看護ステーションへお気軽にご相談ください。
介護保険での利用手続き
- かかりつけの主治医または倉敷しげい訪問看護ステーションに直接ご相談ください。
- 市町村へ要介護認定の申請をします。
※当ステーションでは申請手続きの代行を無料で行っています。お気軽にご相談ください。 - 要介護認定を受けられた方は倉敷しげい居宅介護支援事業所などでケアプランを作成します。
- ケアプラン作成の際に訪問看護サービスは倉敷しげい訪問看護ステーションとご指定ください。
- 訪問看護師がお宅へお伺いします。
- 利用料の支払いは翌月の10日以降に請求書を郵送します。内容をご確認の上お支払いください。
医療保険での利用手続き
- かかりつけの主治医または倉敷しげい訪問看護ステーションに直接ご相談ください。
- 訪問看護師が主治医と連絡を取り指示を受け、訪問看護を開始します。
- 利用料の支払いは翌月の10日以降に請求書を郵送します。内容をご確認の上お支払いください。
訪問看護サービスをご利用いただける方
介護保険で受けられる方 | 医療保険で受けられる方 | |
65歳以上 | 加齢に伴い介護が必要となり、「要支援1~2」「要介護1~5」と認定された方 |
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40~64歳 | 加齢に伴う特定疾病(がん末期を含む)が原因で介護が必要となり、「要支援1~2」「要介護1~5」と認定された方 |
|
40歳未満 | - | 40歳未満の方はすべて医療保険 |
(※)厚生労働大臣が定める疾病
- 末期の悪性腫瘍
- 多発性硬化症
- スモン
- 筋萎縮性側索硬化症
- 脊髄小脳変性症
- ハンチントン病
- 進行性筋ジストロフィー症
- 重症筋無力症
- パーキンソン病関連疾患
進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって生活機能障害度がII度又はIII度のものに限る) - 多系統萎縮症(線条対黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群)
- プリオン病
- 亜急性硬化性全脳炎
- 後天性免疫不全症候群
- 頸髄損傷
- 人工呼吸器を使用している状態
- ライソゾーム病
- 副腎白質ジストロフィー
- 脊髄性筋萎縮症
- 球脊髄性筋萎縮症
- 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
ご利用時間・料金
介護保険の利用者負担額(1割負担額)
利用時間 | 料金 |
所要時間20分未満 | 要支援 303円 要介護 314円 |
所要時間30分未満 | 要支援 451円 要介護 471円 |
所要時間30分以上1時間未満 | 要支援 794円 要介護 823円 |
所要時間30分以上1時間30分未満 | 要支援 1,090円 要介護 1,128円 |
- 保険の種類、年齢等により利用者負担額は約1~3割です。
- ご利用者さまの状態・お住まいの地域・ご希望により加算が必要となることもございます。
医療保険の基本料金
種類 | 料金 |
訪問看護基本療養費 | 5,550円(週4日目以降 6,550円) |
訪問看護管理療養費 | 月の初日13,230円 2日目以降3,000円 |
- 保険の種類、年齢等により利用者負担額は約1~3割です。
- ご利用者さまの状態・お住まいの地域・ご希望により加算が必要となることもございます。
- 特定疾患公費負担制度等もご利用いただけます。
スタッフポリシー
- 訪問看護師は、業務上知り得たご利用者及びご家族の個人情報については、正当な理由がある場合を除いて第三者に漏らすことはありません。
- 訪問看護師は、年金の管理、金銭の賃借などの金銭の取扱いはできません。
- 訪問看護師は、介護保険制度上、利用者の心身の機能の維持回復のために療養上の世話や診療の補助を行うこととされています。それ以外の業務(食事、掃除等)をすることはできませんので、ご了承ください。
- 訪問看護師に対する贈り物や飲食等のもてなしは、ご遠慮させていただきます。
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
本事業所は信頼の医療に向けて、利用者さまに良い医療を受けていただけるよう日々努力を重ねております。「利用者さまの個人情報」につきましても適切に保護し管理することが非常に重要であると考えております。そのために本事業所では、以下の個人情報保護方針を定め確実な履行に努めます。
1.個人情報の収集について
本事業所が利用者さまの個人情報を収集する場合、診療・看護および利用者さまの医療にかかわる範囲で行います。その他の目的に個人情報を利用する場合は利用目的をあらかじめお知らせし、ご了解を得た上で実施いたします。ウエブサイトで個人情報を必要とする場合も同様にいたします。
2.個人情報の利用および提供について
本事業所は、利用者さまの個人情報の利用につきましては以下の場合を除き、本来の利用目的の範囲を超えて使用いたしません。
◎ 利用者さまの了解を得た場合
◎ 個人を識別あるいは特定できない状態に加工1)して利用する場合
◎ 法令等により提供を要求された場合
本事業所は、法令の定める場合等を除き利用者さまの許可なくその情報を第三者2)に提供いたしません。
3.個人情報の適正管理について
本事業所は、利用者さまの個人情報について、正確かつ最新の状態に保ち、利用者さまの個人情報の漏えい、紛失、破壊、改ざん又は利用者さまの個人情報への不正なアクセスを防止することに努めます。
4.個人情報の提供について
本事業所は、利用者さまの個人情報について利用者さまが開示を求められた場合には、遅滞なく内容を確認し、「しげい病院における診療記録等の開示要項」に準じて対応いたします。
5.問い合わせの窓口
本事業所の個人情報保護方針に関してのご質問や利用者さまの個人情報のお問い合わせは下記の窓口でお受けいたします。
窓口 「個人情報保護相談窓口」
6.法令の遵守と個人情報保護の仕組みの改善
本事業所は、個人情報の保護に関する日本の法令、その他の規範を遵守するとともに、上記の各項目の見直しを適宜行い、個人情報保護の仕組みの継続的な改善を図ります。
1)単に個人の名前などの情報のみを消し去ることで匿名化するのではなく、あらゆる方法をもってしても情報主体を特定できない状態にされていること。
2)第三者とは、情報主体および受領者(事業者)以外をいい、本来の利用目的に該当しない、または情報主体によりその個人情報の利用の同意を得られていない団体または個人をさす。
*この方針は、利用者さまのみならず、本事業所の職員および当院と関係のあるすべての個人情報についても上記と同様に取り扱います。
利用者の皆さまへ個人情報のお取り扱いについて
本事業所は、在宅で医療や介護を受けながら生活をされている利用者さまへの訪問看護サービスの提供を通して個人情報を取得し、保有させていただいております。この書面は、利用者さまの個人情報の保護とお取扱いにつきまして、個人情報保護法の趣旨に従い説明するものです。
1.個人情報に対する本事業所の基本的姿勢
本事業所は、個人情報保護法の趣旨を尊重し、「個人情報保護方針」を定め、利用者の皆さまの個人情報を厳重に管理してまいります。
2.本事業所が保有する個人情報の利用目的
本事業所は、訪問看護の申込書や、訪問看護の提供を通じて収集した個人情報は、訪問看護サービスの提供のために必要に応じて利用いたします。
また、利用者の皆さまの個人情報は、訪問看護サービスの提供以外にも、以下のような場合に、必要に応じて、第三者に提供される場合があります。
- 病院、診療所、薬局及び居宅サービス事業者や居宅介護支援事業等とのカンファレンス等による連携、照会への回答
- 介護保険に係る行政機関の指導・調査を受ける場合
- 審査、支払い機関へのレセプトの提出
- 保険者への相談、届出、及び照会への回答
- 学会、研究会等での事例研究発表
- 学生等への実習、研修への協力のため
- サービスの質の向上を目的とした第三者評価機関による評価を受ける場合
同一法人内での診療情報の共有
※ 当院は、診療を円滑に行うために同一法人内の病院・診療所との間で、診療情報を共有させていただく場合があります。
3.本事業所が保有する個人情報の保存
収集した個人情報は、法律に定められた期間、保存することが義務付けられています。保存の実施方法・期間・廃棄処分方法については、適用される法律ごとに異なります。本事業所は適応される法律を遵守します。
医療DX推進体制整備加算について
「DX」とは「デジタルトランスフォーメーション」の略称で、デジタル技術によって社会や生活の形を変えることを指す言葉です。「医療DX」は、デジタル技術によって、医療の質向上を目指すことを指します。当ステーションは医療DXを通じて質の高い訪問看護を提供できるように体制整備を行っております。
- 訪問看護療養費及び公費負担医療に関する費用の請求に関する命令に規定するオンライン請求を行っています。
- オンライン資格確認を行う体制を有しています。
- 居宅同意取得型のオンライン資格確認等システムの活用により、看護師等がご利用者さまの診療情報を取得及び活用できる体制を有しています。
正確な情報を取得し、活用するためにマイナ保険証の利用にご理解・ご協力をお願いします。