病院案内

NCD事業への参加

当院は2017年よりNCD(一般財団法人National Clinical Database)の事業に協力しています。

NCDとは

 NCDは、2010年に発足し、様々な疾患・治療・手術に関する日本全国の医療情報を収集しているデータベースを運用する団体です。学会や学術団体と連携・協力し、収集したデータの適切な維持管理運用を行っています。国内の約5,000以上の施設から毎年150万件近くのデータが集められ、研究に用いられ医療水準の評価及び臨床研究の支援などに役立てられています。こうした活動を通して「医療の質の向上」と「適正な医療水準の維持」に寄与することで「最善の治療を提供する」ことを使命としています。

提供しているデータ

 当院では保険請求(レセプト)データを提出しています。
 この保険請求データには、患者さんの治療に使用された薬剤や医療機器の情報、手術などの各種治療やその方法等が含まれますが、暗号化したデータを提供するため、それ自体で患者さんが特定されることはありません。また、提出したデータは患者さんに関わる重要な情報であるためNCDにおいて厳重に管理されることになります。

収集されたデータの使われ方

 収集された情報はNCD本体事業で登録された情報と連携して、参加施設の治療成績向上や参加施設ならびに各種臨床領域へのフィードバックに用いられます。また、医療資源の利用実態の把握や評価などの研究に用いられます。どちらの場合にも集計・分析をされた統計情報としてのみ報告され、患者さん個人を特定可能な形でデータが公表されることは一切ありません。

患者さんの権利について

 NCD事業への参加は、患者さんの自由な意思に基づくものであり、参加されたくない場合はデータ登録を拒否して頂くことができます。なお、登録を拒否されたことで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ありません
※参加されたくない場合は、当院の総合受付までお問い合わせください。

 

詳細はこちらよりご覧ください。
http://www.ncd.or.jp/about/pdf/article_1_2.pdf