外来のご案内
リハビリ外来 -痙縮治療も行っています-
痙縮治療
脳卒中や脊髄損傷などでよくみられる運動(機能)障害の一つに痙縮という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくくなったり、勝手に動いてしまう状態のことです。
痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、ひじが曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮(こうしゅく)といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。痙縮に対する治療には内服薬による治療のほかにボツリヌス治療などがあります。
ボツリヌス治療について
- ボツリヌス治療とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。
- ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。ボツリヌストキシンを注射すると筋肉の緊張を和らげることができます。ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
概要
医師 | |
平岡 崇(ひらおか たかし) 日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医・認定臨床医・指導医 |
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杉山 岳史(すぎやま たけふみ) 日本リハビリテーション医学会専門医・指導医、義肢装具適合判定医 |
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診察日 | 水曜日 9:00~11:00(杉山) 木曜日 9:30~11:00(平岡) |
予約 | 予約制 |
費用 | 保険診療適用 |
お問い合わせ | しげい病院 外来窓口 TEL:086-422-3655(代) |